開発ブログ Vol.2 アニモケア
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― 介護現場の「困った」に向き合って ―
介護の現場で使われる全身シャンプーには、
手軽さだけでなく、安全性や使い続けやすさが求められます。
この製品の開発は、介護施設で働く方々から寄せられた、
いくつかの率直な声から始まりました。
「入浴介助で手荒れがひどくなってしまう」
「入居者の肌が乾燥しやすく、刺激が心配」
「洗い上がりのぬるつきが残ると、転倒が不安」
「汚れ由来のにおいが気になる」
これらの声を受け、私たちは
介護現場で本当に必要とされる全身シャンプーとは何か
を改めて考えるところから開発に入りました。
市場に多い全身シャンプーは、
髪の仕上がりや指通りを重視し、
合成界面活性剤を主体とした処方が一般的です。
一方で、私たちが重視したのは、
毎日繰り返し使われる環境での肌への刺激の少なさでした。
そこで、洗浄の軸には
刺激を抑えやすい液体石けんを主成分とした設計を採用しました。
ただし、石けんベースは
泡立ちやきしみが出やすく、
そのままでは介護現場での使いやすさを十分に満たせません。
そのため、
ベタイン系成分を組み合わせて泡立ちを補い、
洗い流しやすさと使用感のバランスを調整。
さらに保湿成分を複合的に配合し、
手肌や皮膚への負担を抑える処方設計を行いました。
においについても、
強い香りで覆うのではなく、
汚れ由来の不快感をやさしく抑える設計としています。
こうした工夫を重ねることで、
ぬるつきが残りにくく、
介助中も安心して使える全身シャンプーとして仕上げました。
顔・身体・髪を一本で洗える設計のため、
介護する方にも、介護される方にも負担が少なく、
現場で無理なく使い続けられる製品を目指しています。
現場から寄せられた声を起点に、
必要な機能を一つずつ積み上げていく。
それが、私たちのものづくりの考え方です。